福島県浪江町の町勤労者福祉施設「サンシャイン浪江」前に25日、本場の「横手のかまくら」が登場した。暖冬少雪の中、届けられた贈り物に子どもたちの笑顔が広がった。

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部で解除された町のにぎわいを創出しようと、町民有志でつくる「なみえワイワイプロジェクト」が主催した。

 今年で2回目だが、協力する秋田県横手市でも今冬は雪不足が深刻。市観光協会の関係者が北上市の夏油地区からトラック3台で約30トンを前日までに運び、高さ約3メートルのかまくら1基をこしらえた。

 子どもたちは不思議そうに中に入ったり、雪玉を作って遊んだりした。一関市から町に移り住んだばかりの主婦足立祐紀さん(32)は長女夏音空(かのあ)ちゃん(2)と訪れ「雪が懐かしい。子どもも喜んでなかなか離れない」と感触を楽しんだ。

 サンシャイン浪江では、町を中心に活動するアイドルグループ「浪江女子発組合」のライブも行われ、600人近くが来場し盛り上がった。