福島県いわき市は27日、昨年10月の台風19号に伴う避難所で、唯一残った内郷コミュニティセンターを26日で閉鎖したと発表した。同月の大雨被害を含め最大57カ所に6968人が身を寄せた市内の避難所は、福祉避難所を除き解消された。

 今月25日朝時点で11世帯27人が避難し、同日中に全員が自宅に戻ったり、借り上げ住宅や一時提供の公営住宅などに移ったりした。

 避難所の被災者は昨年中から徐々に減少していたが、自宅の修繕に時間がかかったり、条件の合う住宅が見つからなかったりして約70人がセンターで越年した。家財をそろえるため各種支援金の受給を待っていた例もあったとみられる。

 市は今後、自宅を離れた被災者の孤立防止を図るため、約800世帯を想定して見守り支援などを行う。

 市によると、高齢者や障害者を受け入れる福祉避難所1カ所に2人が避難を続ける。県内ではほかに須賀川、伊達、本宮3市で約40人が避難所に身を寄せる。