福島県本宮市は27日、昨年10月の台風19号で発生した災害廃棄物を新潟県五泉市のごみ処理場に搬出した。福島県内の災害廃棄物を県外で広域処理するのは初めて。

 本宮市の運動公園には約8000トンの廃棄物が仮置きされており、3週間かけて可燃ごみ150トンを搬出する。初日は被災家屋から生じた家具や紙類、木くずなどが4トントラック3台に積み込まれた。

 現地は東日本大震災の仮設団地跡で、市がランニングコースを整備する予定だった。市生活環境課の安藤守課長は「今後もさまざまな手段を講じ、早期にごみを処理していく」と話した。

 県内の災害廃棄物は36市町村の計56万トン。本宮市は約1400棟の住宅が浸水被害に遭い、5万トン余りの廃棄物が出た。2021年4月の処理完了を目指す。