青森県八戸市立市民病院は28日、地域で新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が発生した場合に備え、医師や看護師らによる対応訓練を行った。国内でも感染者が確認されたことを受け、訓練で患者や医療関係者の安全を守り、感染拡大防止につなげる。

 同病院の感染制御チームや市保健所の職員ら約30人が参加し、近隣病院の関係者も見学に訪れた。中国・武漢から帰国後にせきや発熱の症状が出た患者を想定し、受け入れの手順などを確認した。

 訓練では、保健所からの連絡を受けた医師や看護師が防護服や手袋を身に着け、感染症病棟で患者を受け入れた。医師らは診察や検体採取、エックス線撮影などを行い、検体を保健所職員に渡した。診察後には、保健所職員が患者にこれまでの行動を聞き取った。

 感染症病棟は現在6床あり、過去には重症急性呼吸器症候群(SARS)などの対応にも当たっている。同病院感染症対策委員長の安ケ平英夫医師は「医療者の感染対策と、患者に不利益のない診療を進める点を心掛けたい」と語った。