スニーカーやウオーキングシューズの売り場を担当する。入社2年目で、1月に開かれた売り場代表による接客コンテストで優勝。客の要望を聞き出す話術や商品提案力が評価された。

 靴の専門店ではなく、百貨店に来る人は「悩みを抱え、商品をじっくり選ぶ傾向がある」という。ひざの痛みや外反母趾(ぼし)といった体の不調、通勤や旅行といった使う場面に合わせ、約150種類の中から靴選びを手伝う。接客のこつは「商品の説明ばかり押し付けず、お客さまの話に耳を傾け続けてニーズを深掘りすること」だ。

 学生時代、実家近くの富谷市のコンビニエンスストアでアルバイトとして働いた。常連客から声を掛けてもらうことにやりがいを感じ、接客業に興味を持った。対面販売ならではの人と人とのつながりを大切にする。「例え商品を買わなくても、一度接客した方が『あの時の兄ちゃん』と売り場に立ち寄ってくれるのがうれしい」

 地方百貨店の経営環境は厳しい。「敷居が高いと思われるが、若い人向けの商品も多い」と考える。人気アニメとの連携や会員制交流サイト(SNS)での発信に携わり、次世代の藤崎ファンをつくるのが次の目標だ。