東日本大震災を題材にしたファンタジー小説「岬のマヨイガ」が舞台化されて2021年2~3月、東京と岩手県各地で上演される。俳優竹下景子さんらが出演。主催するNPO法人いわてアートサポートセンター(盛岡市)は、配役の一部を公募している。

 岬のマヨイガは、盛岡市在住の児童文学作家柏葉幸子さんの作品。両親を亡くして東京から岩手に来た少女らが、震災を経て共同生活を始める喪失と再生の物語だ。16年に野間児童文芸賞を受賞した。

 脚本と演出は盛岡市出身で20年の日本アカデミー賞で作品賞を獲得した「新聞記者」の脚本を共同担当した詩森ろばさんが担う。作中に登場する妖怪はチェコ在住の人形作家沢則行さんがデザインする。

 アートサポートセンターの坂田裕一理事長は「震災発生から10年に合わせて舞台化したかった作品。エンターテインメント性がありつつ心に響く劇にしたい」と話す。

 公募する出演者は5~6人で岩手県在住者や出身者を優先する。書類審査とオーディションを経て本格的な稽古は21年1月、都内や宮古市で行う。応募書類は31日必着。連絡先はいわてアートサポートセンター019(656)8145。