新型コロナウイルスの感染が広がる中、中国・浙江省の慈渓市は24日、岩手県滝沢市にマスク3万枚を贈った。市内に工場がある自動車部品メーカーのミクニ(東京)の関連会社が慈渓市にあり、同市が「日中友好のメッセージ」としてミクニに寄贈の仲介を依頼した。

 贈呈式が滝沢市役所であり、ミクニの生田久貴社長が主浜了市長に目録を手渡した。

 生田氏によると、慈渓市には感染症の発生当初に日本から支援物資が届き、今月中旬に「日本に感謝を伝えたい」とマスク提供を持ち掛けられた。慈渓市は人口約101万で、感染のピークは過ぎたとみられるという。

 滝沢市には来週にもマスクが届く予定で、ミクニは事業所がある全国の他の3自治体に計7万枚を配る。

 主浜市長は「国境を越えた助け合いが展開され、大変うれしい。学校や病院など使い道を幅広く検討したい」と話した。