高校野球の強豪、岩手県花巻市の花巻東高は25日、4月に女子硬式野球部を創部すると発表した。校内外から「女子硬式野球の受け皿がほしい」と要望があった。東北ではクラーク記念国際高仙台キャンパス(仙台市)に次いで2校目となる。

 男子硬式野球部と交流があるトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)の支援を受け、同社硬式野球部前監督の三鬼賢常(けんじょう)氏(58)が監督として派遣される。部員は新2年生2人、新1年生10人の計12人で始める。

 記者会見で、小田島順造理事長兼校長は「日本の野球界がサッカーに押されて低迷する中、女子野球で活性化につなげたい」と語った。30校以上が出場する全国大会があり、三鬼新監督は「早く全国レベルに追い付き、日本一を目指したい」と抱負を述べた。

 新1年生の出身地内訳は岩手7人、宮城3人で全員に野球経験がある。ユニホームは男子と同じデザインで、胸にトヨタ自動車東日本のロゴが入る。

 初代主将に就く予定の新2年生河野瑠生(るい)さん(16)は、兄幹(もとき)さんが同校の2013年夏の甲子園4強メンバー。「兄や大谷翔平さん(大リーグエンゼルス)と同じ憧れのユニホームで、硬式野球ができてうれしい」と笑顔だった。