「仕方ない」「先が見えない」。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて授業再開延期の動きが広まった宮城県内では6日、教育現場からさまざまな声が上がった。再開か、休校か。各市町村教委が対応に追われた。

 県内最多の感染者が確認された仙台市。市教委は、市立小中高校や中等教育学校の再開を当初の8日から15日に先送りし、始業式や入学式も15、16両日に延期した。

 「市内で続けて感染者が出ており、この状況は受け止めるしかない」。上杉山通小(青葉区)の白井剛次校長は冷静に話す。3月上旬に始まった休校措置から約1カ月。「前年度できなかった授業も残っている。本年度へのつながりを考えないといけない」と学習計画の課題を挙げた。

 県教委も市教委に歩調を合わせる形で、県立の高校や中高一貫校、特別支援学校の再開を見送った。スポーツ健康課の担当者は「年度替わりから2週間を目安にした。(再開は)様子を見ながら検討する」と説明し、休校の再延長に含みを持たせた。

 栗原市内の小中学校は近隣の大崎、気仙沼両市で感染者が出たため、14日までの休校となる。教職員のマスクの確保といった課題もあり、市教委の担当者は「いつ本当の意味で再開できるのか先が見えない」と頭を抱えた。