日本郵便東北支社の古屋正昭支社長は10日、福島市内で記者会見し、二本松郵便局(二本松市)での新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を謝罪した。同郵便局の業務停止に伴い、郵便物、ゆうパックなど3万1000通(個)が配達されていないと明らかにした。

 古屋支社長は「利用者と県民に心配と迷惑をお掛けした」と陳謝。職員の体調把握が自己申告頼みで複数人が発症後も勤務していた点について、金隆幸総務・人事部長は「(体調不良の)兆候をつかむ感度が低かった」と振り返った。

 支社は再発防止策として10日から管内の全郵便局の職員を対象に勤務前の検温を行い、さらに管理職に対面で体調を報告させる。体温と体調は記録を残す。

 二本松郵便局は7日午前まで配達業務を実施し、同日午後以降は全業務を停止した。郵便物などは同郵便局と近隣局に留め置かれている。大半は業務再開後に配達するが、書留など一部は近隣局による配達も検討するという。