東京電力は14日、福島第1原発の高濃度汚染水をためているプロセス主建屋内で除染作業をしていた協力企業の20代男性が、放射性物質を体内に取り込んだと発表した。内部被ばくは2月以降、3件続いている。

 内部被ばく線量の暫定値は50年間で最大0.38ミリシーベルト。被ばく歴に記録する必要がある2ミリシーベルトを下回り、東電は「健康に異常はない」とみている。

 東電によると、作業後の検査で鼻腔(びこう)内に汚染が確認された。男性は13日、全面マスクなどの装着が必要な重汚染エリアで約1時間の作業に従事した。

 作業員の内部被ばくは2017年9月以降、出ていなかった。今年2月の2件は装備の着脱時に汚染したことが判明している。今回は全面マスクの排気弁に変形が見つかったが、原因の特定には至っていない。

 東電の担当者は「原因が分かり次第、対策を講じる」と話した。