福島県三春町の「三春滝桜」の種から育てたベニシダレザクラが五所川原市金山で満開の時期を迎えている。東日本大震災の犠牲者を悼み、東京電力福島第1原発事故の記憶を後世に伝える「きづな広場」に15本が植えられている。
 「津軽金山焼」窯元の松宮亮二さん(73)が、原発事故の避難者に金山焼のカップ1万個を提供するなどした縁で敷地を提供。郡山市と五所川原市のロータリークラブの会員らが2012年に植樹した。
 松宮さんは「原子力施設が多く立地する青森にとって、原発事故は人ごとではない。桜が震災と事故の風化を防ぐきっかけになればいい」と話す。