青森市中心部で老舗家具店「千葉室内」が所有していた空きビルに、NTTデータの子会社「NTTデータスマートソーシング」(東京)が来春、入居することが分かった。1階はギャラリーなど公共スペースとして開放し、2~6階を事務処理やコールセンターの事業所として使う。

 ビルは6階建て(延べ床面積4744平方メートル)で、千葉室内が1963年に建設した。青森ねぶた祭で大型ねぶたが運行する柳町通りに面する。量販店との競合で2015年に経営破綻し閉店した後は、東京の住宅メーカーが土地と建物を所有。使い道が約5年間決まらないまま今年3月、市内の建設会社に売却した。

 スマートソーシングはビルを賃借し、改修工事が終わった来年5、6月ごろに業務を始める。ビルでは200人が働く予定で、23年までに500人を新規雇用する方針という。

 同社は企業から委託を受け経費精算といった事務処理などを請け負う。県内では青森市に3事業所、五所川原市に1事業所を構える。働き方改革や人手不足の影響で、事務処理を外部委託する傾向が強まっており、業務拡大のために新たな拠点を探していた。

 青森業務部の八巻紀和部長は「周辺を活気づかせて経済に貢献したい。従業員に由緒ある千葉室内のビルで働くことに誇りを持ってもらえたらうれしい」と話した。