八戸市の八戸漁港に所属する中型イカ釣り漁船団の第1陣として「第21正進丸」(184トン)が3日、出港した。船団は7月上旬まで北太平洋でアカイカ漁を行う。
 同漁港の船団は20隻で構成。同市で新型コロナウイルスの感染者が確認されたため、昨年より第1陣の出発を早めた。工藤三夫漁労長(63)は「感染予防の支度はしてきたので、100トンの水揚げを確保できるよう頑張りたい」と話した。残りの19隻は12日に出発する。
 八戸では近年、主力のスルメイカの不漁が続き、通常1回のアカイカ漁を昨季は初めて2回行った。市水産事務所によると、昨季の大中型イカ釣り船による船凍スルメイカの水揚げ量は過去10年で最低の822トン。中型船を所有する五戸漁業の廃業も決まっている。