防衛省が地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備を断念する方針を固めたとの報道に関し、河野太郎防衛相は8日の閣議後記者会見で「フェイクニュースだ」と否定し、「今月末に出る再調査の結果を踏まえてゼロベースで判断する」と従来の見解を繰り返した。

 秋田県の佐竹敬久知事が「当事者の県に連絡がない」と不快感を示したことについては、「フェイクニュースに対しての発言と理解している。ニュースを流したメディアが知事におわびする」と持論を展開した。

 秋田県側からの問い合わせは「少なくとも私にはない」と説明。現時点で秋田を訪問する具体的なスケジュールも「ない」と述べた。

 配備計画を巡っては、防衛省の委託先業者が新屋を含む青森、秋田、山形3県の候補地20カ所で再調査を実施している。4月末だった報告書の提出期限は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で作業が遅れ、5月末に再延長した。