湯沢市は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で所得が減っている人に農業のアルバイトを紹介する事業を始めた。勤め先の仕事がなくなった従業員や売り上げが減った自営業者を想定し、県境をまたぐ移動の自粛で人手不足が見込まれる農家で働いてもらう。

 市の窓口に相談した人にアルバイトの希望を聞き、こまち農協(湯沢市)が運営する職業紹介所を通じ農作業をあっせんする。

 市内では5月下旬に田植えの最盛期を迎える。例年なら県外などで暮らす息子や娘が帰省し、苗の運搬や田植え機への補充を手伝うことが多かったが、今年は人手不足が心配される。

 6月以降はサクランボやトマト、キュウリの収穫作業がある。市農林課の高橋聡課長は「休業や営業自粛で所得が減って困っている人に働き口を取り次ぎ、農繁期の人手不足の解消にも協力したい」と話した。