日本三大盆踊りの一つとされる西馬音内(にしもない)盆踊り(秋田県羽後町)の連絡協議会は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け今年の盆踊りの中止を決めた。中止は終戦直後の1945年以来、75年ぶり。

 町内で同日あった連絡協議会には、西馬音内盆踊りの実行委員会や保存会、町の関係者ら12人が出席。「収束のめどが付かない状況ではできない」「感染を広げることがあってはならない」などの意見があり、開催中止で一致した。

 実行委の佐藤良太郎委員長は取材に「このような状況では仕方ない。中止は本当に残念だ」と語った。

 西馬音内盆踊りは例年8月16~18日に羽後町西馬音内の通りで行われ、3日間で約9万人が訪れる。参加者は編みがさを深くかぶったり、顔を頭巾で覆ったりした独特の姿で踊る。西馬音内城主の供養と豊年祈願の踊りが融合したとされ、81年に国の重要無形民俗文化財に指定された。