福島県産のトップブランド米として2021年度に本格生産が始まる「福、笑い」の初めての田植えが15日、郡山市の県農業総合センターであった。

 センターの6アールの水田で職員ら約50人が苗を手植えした。田植えは栽培試験のため行われ、葉や茎の数や色、肥料の量や収穫適期などを調べる。本格生産に向けた種子生産のために200アールにも作付けする。

 同県会津坂下町と相馬市の研究所でも同様の試験を実施。各地域の生育状況を調べ、試験結果を踏まえて本格生産の栽培マニュアルを作成する。

 「福、笑い」は大粒で甘味と香りが強く、軟らかな食感が特徴。県は生産者を登録制にし、栽培基準を設け品質や食味を高める。販売価格は全国の高級ブランド米と同等の1キロ500円以上を狙う。

 センターの担当者は「県内のどこで栽培しても同じ品質と味のおいしい米を作ってもらえるよう、しっかりとした栽培方法を確立したい」と話した。