宮城県塩釜市教委は新型コロナウイルス感染予防のため、人工知能(AI)で人物を識別して非接触で体温測定する「AIサーマルカメラ」を導入する。市内の経営者ら約10人が19日、カメラを市教委に寄贈した。

 市杉の入小(児童512人)の校長室で行われた贈呈式には、佐藤光樹市長らが出席した。

 同校は臨時休校中だが、この日は地区別の分散登校日に当たっていた。三脚に据え付けたハンディ型カメラ1台を昇降口に設置し、教員が約1メートルの距離から登校してきた児童約130人の体温を測った。カメラはアイリスオーヤマ製で、瞬時に画面に体温が表示された。

 市教委は6月1日の学校再開に合わせ、小中学校11校と市民図書館、市体育館など施設4カ所にカメラ計15台を配置する。家庭での検温に加えて、学校や施設の入り口などで体温をチェックして施設の安全を確保する。

 寄贈した建設業シマムラの嶋村宗将社長は「子どもが安心、安全に登校できるようにするには十分な対策が必要だ。カメラを活用し、笑顔で勉強したり遊んだりできる体制を整えてほしい」と期待を寄せた。