山形市の佐藤孝弘市長は20日の定例記者会見で、新型コロナウイルス対策として国民に一律10万円を配る特別定額給付金の受給を誤って辞退しないよう、郵送申請書に「(受給を)希望しない」の欄を設けずに発送したと明らかにした。

 総務省が見本として示す郵送申請書には、各世帯の氏名の右側に「給付金の受給を希望されない方は×印を御記入ください」とのチェック欄がある。市民が勘違いして記入する可能性があり、受給意思の有無を電話で再確認する職員の負担を軽減するため、市が独自にチェック欄を省いた。

 市は同一世帯の一部の人が受け取らないケースは少ないとみて、希望しない場合は申請書に書き込むよう呼び掛ける。佐藤市長は「総務省の申請書はあくまで参考例だが、記入を間違いやすいのではないか。希望しない市民は申請しないと思う」と指摘した。

 チェック欄を巡っては、記入ミスの確認など全国各地の自治体で事務作業が滞る事例が生じている。