仙台市は22日、新型コロナウイルス感染を調べるため、市内の感染症指定医療機関と協力病院が市衛生研究所(若林区)に依頼せず、独自に実施したPCR検査などが、計178件あったと発表した。陽性の患者は確認されていなかった。

 厚生労働省は医療機関に対し、独自に検査を実施した場合は保健所に報告するよう通知しているが、今回調査するまで市保健所に報告は1件もなく、市は衛生研の検査件数のみをホームページで公表していた。

 調査は市が独自検査の情報を得て、今月中旬に医療機関に照会し、4月1日以降の実施状況をまとめた。4月は89件、5月は20日時点で89件の検査が行われた。5月7日の1日16件が最も多く、11日は13件、4月21日は12件だった。

 医療機関が入院患者の感染を疑い、独自に検体を採取し、自前の設備で検査したケースがほとんどとみられる。PCRのほか、同様のLAMP検査も行われていた。医療機関が民間の衛生検査会社に検査を委託したケースが1件あった。

 市は22日時点でPCR検査の実施状況を計2065件としている。今後は衛生研以外で行われた検査件数も併せて公表するという。