宮城県多賀城市の国道45号で、仙台育英高生3人が飲酒運転のRV車にはねられて死亡した事故から22日で15年となった。同校多賀城校舎では、例年1年生全員が参加して行っている追悼行事の規模を縮小して開催。代表の生徒が同校敷地内の慰霊碑に花を手向け、事故を風化させないよう決意を新たにした。

 生徒会長と1年生代表4人の計5人が参列。慰霊碑に犠牲となった3人の遺影と名前を掲げ、白いカーネーションを献花し、静かに手を合わせて、飲酒運転根絶と亡くなった先輩の冥福を祈った。

 生徒会長の3年小野楓さん(17)は「車が暴走すれば歩行者は避けられない。事件を風化させないように思いを込めて献花した」と話した。

 同校は新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校中。約1200人の1年生はこの日、3グループに分かれて時差登校し、ホームルームの時間に各クラスで黙とうをささげた。

 事故現場では早朝から手を合わせる同校の教諭や生徒の姿があった。例年は事故現場付近で市主催の飲酒運転根絶大会も開かれるが、感染拡大を受け中止となった。