8月29日に秋田県大仙市で予定されていた第94回全国花火競技大会「大曲の花火」が22日、中止の方向となった。共催する市が同日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、9月末まで市内で各種イベントを実施しないよう主催者に求める方針を決めた。

 関係者によると、6月29日に予定する大会委員会で正式に中止が決定する見通し。代わりとなる企画を現在模索しているという。

 市が中止を要請するのは200人以上を集める祭りやスポーツなどのイベント。老松博行市長は市関連の催しについて「この時期に強行して国民に理解してもらえるか、総合的に検討しなければならない」と述べた。

 大曲の花火は1910年に奥羽六県煙火共進会として始まった。全国28の花火業者が日本一を競い、約1万8000発を打ち上げる。市と大曲商工会議所(大仙市)が共催し、70万人以上の観光客を集める。

 中止になれば大雨に見舞われた47年以来。国内外の政情悪化や戦争で37~45年も中止となっている。