通信端末・システム開発販売業のフォルテ(青森市)は、新型コロナウイルス対策として、非接触型体温検知システムを開発した。居眠り運転などを察知してドライバーに注意を促す人工知能(AI)カメラの仕組みを応用し、低価格化を実現した。

 温度検知センサーとAIカメラを搭載し、体温測定のほかマスク装着の有無も判断でき、警告を発する。フロアにいる約20人を同時に検知できるカメラ型と、入り口で1人ずつ観察するタブレット型の2種類がある。

 カメラ型は38万8000円(税抜き)、タブレット型は14万8000円(同)。開発済みだった別の製品用の部品を転用することで、ほぼ性能が変わらない大手メーカーの製品(50万~300万円)と比べて大幅に価格を抑えることができたという。

 4月下旬の発売直後から病院やホテル、金融機関などから問い合わせが相次いでおり、6月までに1000台近くを出荷する予定。

 葛西純社長(56)は「発熱者がいないことが分かれば他の入場者の安心感が得られる。幅広く導入してもらうことで感染防止だけでなく、停滞した経済活動の回復にもつながればいい」と話す。