木造建築業のシェルター(山形市)は17日、仙台市宮城野区榴岡2丁目で建設中の木造7階ビルの内部を関係者に公開した。純木造の建物としては国内最高層。同社が開発した耐火基準を満たす無垢(むく)材の柱や梁(はり)がお披露目された。

 各階の柱と梁には、無垢材に石こうボードとスギの化粧材を重ねた自社開発の「クールウッド」を採用。無垢材は複数の角材を特殊な金具で接合し、耐震性を高めた。石こうボードの厚みによって1~3階は2時間、4~7階は1時間の耐火性能を備える。

 17、18日の内覧会には全国の建設、不動産、行政関係者約1200人が参加。建設現場では、石こうボードを重ねる前の「束ね柱」などを使った純木造の建築工法について担当者から説明を受けた。

 クールウッドは、大規模な工場が必要な集成材に比べて製材しやすい無垢材を使い、小規模事業者でも参画しやすくした。木村一義会長(70)は「木造のビル建築を増やすことで、国内の林業を応援し、地方創生につなげたい」と話す。

 建物は延べ床面積1131平方メートル。1、2階にテナント、3~6階にオフィスが入り、最上階は住居になる。16日に上棟し、来年2月末に完成予定。