せんだい3.11メモリアル交流館(仙台市若林区)が企画する東部沿岸地域ツアー「荒浜を歩く」が19日行われ、参加者10人が東日本大震災で甚大な被害を受けた若林区の震災遺構「荒浜小」と「荒浜地区住宅基礎」などを巡った。

 一行は市地下鉄荒井駅で路線バスに乗り込み、荒浜小に到着。嘱託職員の高山智行さん(37)の案内で校舎を見学し、住宅基礎まで歩いた。

 ひしゃげた手すり、2階まで達した水の線など校舎に残る津波の跡を示しながら、高山さんは「どの町にもある当たり前の生活や文化が一瞬で失われた。災害を自分のこととして考えてほしい」と呼び掛けた。

 参加した青葉区の会社役員高橋俊行さん(74)は「自宅近くの小学校の姿と重なり、胸が痛んだ。これを機に災害の備えを見直したい」と感想を話した。

 ツアーは昨年に続き2回目で、今回は見学場所を増やした。メモリアル交流館は今後、定期的なツアー開催を検討する。