男鹿市は20日、大みそかの伝統行事ナマハゲの実施方法に関し、新型コロナウイルス感染防止対策を盛り込んだガイドラインを発表した。ナマハゲ役が鬼の面を共有して使う場合は消毒を徹底し、各家庭への訪問時間を短時間に抑える。大声を出す際は人との距離を約2メートル確保する。

 ナマハゲを迎える家庭には真正面を避けて会話することや、招き入れてもてなす食事では大皿を使わず、個々に振る舞うよう求めた。酒の回し飲みも控えてもらう。

 市は16日に市内の93町内会にガイドラインを記載したチラシを配布している。既に6町内会が感染リスクなどを理由に中止を決めているという。

 市は11月中に各町内会を対象に実施の可否に関するアンケートを行い、クラスター(感染者集団)が発生した場合に備えて状況を把握する。20日に市役所で会見した菅原広二市長は「ナマハゲはやることが当然の存在で、観光の要。一度途絶えると復活できなくなる不安もあり、新型コロナと共生しながら実施できるといい」と述べた。